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HCA / EPOCLEAN ( DOPO , DOP )

化学構造及び化学名
Chemical Name 9,10-Dihydro-9-Oxa-10-Phosphaphenantrene-10-Oxide
Synonym 6-H-dibenz[c,e][1,2]oxaphosphorin-6-oxide

SANKO-HCA
(標準品)
一般的なプラスチックの加熱成型時、熱硬化時の着色防止剤、 黄変防止剤、及び難燃剤などの合成原料として有用です。
SANKO-EPOCLEAN
(高純度品)
SANKO-HCAの高純度品で微量不純物、金属イオン等を高レベルで取り除いています。不純物の影響を嫌う電気・電子材料分野(半導体封止剤、プリント基板、LED)及び粉体塗料の着色防止に最適です。

物理的性質


外観 白色粉末 又は フレーク
比重 1.373/25℃
融点 118℃
沸点 約200℃/1mmHg
溶解性 メタノール、エタノール、イソプロパノール、クロロホルム、DMF、DMSO、ジオキサン又はエチレングリコール、エーテル類に易溶。
ベンゼン、トルエン又はアセトン等にやや溶解。ただしアセトンとは反応性がある。
水、ノルマルヘキサン又はノルマルオクタン等にわずかに溶解。
 

化学的性質


開放状態で長時間放置すると、徐々に空気中の水分を吸収する事があります。水分を吸収した物は再加熱により元の状態に戻ります。
150℃迄の温度では空気中の酸素とは反応しません。過酸化水素では沃素の存在下に酸化生成物を与えます。
その他の反応
 

用途


  1. 難燃剤

    オレフィン、ケトン、エポキシなどと反応性があり、様々な樹脂の反応型難燃剤、難燃剤原料として使用できます。また、安全性が非常に高く、ハロゲン代替の難燃剤、難燃剤原料として使用できます。

  2. プラスチックスの着色防止剤

    ABS樹脂、AS樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン、フェノール樹脂又はアルキド樹脂等の熱による着色防止に顕著な効果があります。特に一般にはフェノール系の安定剤と併用して良い結果が得られます。又、ある種のプラスチックスでは離型性が改善される事が判っています。

  3. エステル化反応時の着色防止剤

    パラトルエンスルホン酸などの酸触媒の存在でエステル化又はエステル交換反応を行わせるとひどく着色する事があります。このときHCA、EPOCLEANが存在スルト着色が最少におさえられます。

  4. 銅粉、銅板の防錆剤

    金属銅の防錆剤としての効果があります。
    銅粉の導電塗料に添加しますと経時劣化を抑えるのに有効であります。

  5. 金属キレート剤

    金属とのキレート効果があり、様々な応用が期待できます。

  6. 光学材料

    屈折率が高く、様々な反応も容易なため、光学用途への応用が可能です。

  7. ハンダフラックス

    電子機器用ハンダ付ハンダフラックスの有機活性剤として有効です。

 

その他の事項


既存化学物質5-3777
CAS No.35948-25-5
TSCA登録
EINECS No.2528137
ポリオレフィン等衛生協議会ポジティブリスト登録
 

包装


15kg ダンボール詰、その他

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